保険の窓口か資料請求か
保険の窓口へ行く前に、生命保険に関する予備知識をつけておく必要がある。
そう言われれれば、「なるほど、では、生保に資料請求すれば良いのでは?」と考える方がいるかもしれない。
確かに、ほぼ全ての生保は、自社商品の資料を無料で送ってくれるサービスがある。
営業所の窓口へ出向けば、山のような資料をもらえるかもしれない。
だが、資料を請求するかどうかは、少し考える方が良い。
資料請求後の勧誘が想像以上にしつこいからだ。
生保は保険業法により、しつこい勧誘は禁じられている。
だが、一度、資料請求しようものなら、勝手に担当者をつけ、昼夜を問わず電話をかけてくるケースもあるのだ。
また、同じ資料を何度も送ってくる会社もある。
私が経験したところでは、資料請求後、4ヶ月で11回電話してきた会社があった。
私が連絡先で申し込んだ携帯番号はサブのもので、ほぼ1日中、仕事用の机に置きっぱなしだ。
机を離れる時も持っては行かないし、仕事が終わると机から離れるので、翌日まで放置したまま。
なかなか電話に出る機会がないのだが、それでも、この会社は11回も不在着信になるくらいだから、よほど縁がないのだと思っている。
その会社はテレビでもたくさんCMを流している大手だが、数年前に一斉に批判された怪しげな商品をいまだに販売している。
資料請求すると、いきなり設計書を作成してきて、その怪しげな保険への加入を勧めてくるのだ。
こういう会社なので、担当者に取り次いでもらう気はない。
別の会社は、同じ資料を毎月1度のペースで送ってくる。
「以前、資料請求していただいた方へ」という名目だ。
ここまでするのだから、加入してもらえれれば余程儲かるのであろう。
こちらから個人情報の削除を要求すれば、電話も資料も止まるはずであるが、それも煩わしいので放置してある。
面倒を起こしたくないなら、極力、資料請求するのは避けておくほうが良いだろう。